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皆さんが最後に地元の図書館を利用されたのはいつ頃でしょうか? 私たち(筆者)は、学生時分、大学の図書館は利用していましたが、地元の図書館を最後に利用したのは10年近くも昔のことです。ここ数年は、本を読みたいと思ったら、図書館に行くのではなく、駅前やインターネットの書店で購入するのが常でした。そのようなわけで、筆者にとって、地元の図書館はすっかり縁遠い存在になっていました。
しかし、ここフィンランドでは、図書館の利用率が「世界一」と言われており、市民にとって図書館は非常に身近で重要な役割を果たしているようです。そこで今回は、フィンランドの中でも、先進的な取り組みで注目されるタンペレ市の図書館を取材してきました。
■ 毎日通いたくなる場所
ヘルシンキから電車に乗って約1時間半。車窓から臨む湖や木々の美しい風景にうっとりとしていると、やがて、近代的な建物郡のタンペレ大学や大きな教会が見えてきます。タンペレ市は人口約20万人、フィンランド第3の都市です。かつてフィンランド随一の工業都市として栄えていたとあって、街や人々の様子は活気に満ちています。市の中心部にそびえるタンペレ図書館はランドマークとしても、市民の憩いの場としても親しまれています。
私たちが訪れたのは、2003年に新設されたタンペレ市立図書館の分館、サンポラ図書館。壁面はガラスで覆われ、高い天井の明るい室内には、子どもから年配の方、増加している移民など、多様な市民のニーズに応える蔵書が並びます。また、内装や家具のデザインは、心地よく楽しい気分を与えてくれ、筆者の「図書館」のイメージをすっかり変えてしまいました。 【 写真 1〜4 】

【 3 】 ゆったりとした読書スペース
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【 4 】 雑誌コーナー。たくさんの雑誌が揃えられています
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今回私たちがインタビューしたのは、この図書館のサービスマネージャーを務めるマリアーナ・メリライネンさん。「図書館」と思えない空間デザインに感激する私たちに、「この図書館は、単に本を貸す場所ではなく、年齢、性別、国籍、経済状況に関わらず、すべての市民が毎日通いたくなる場所を目指しています。心地よい場所であり、多様な学びと出会いの機会をもたらす場所になることが理想です」と説明してくださいました。
サンポラ図書館は「すべての人に学びの機会を」をモットーにしていて、中でも特に力を入れているのが、「子どもの学び」と「メディアリテラシー教育」ということです。この2つのテーマについて、詳しく伺いました。
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【 1 】 サンポラ図書館の外観


【 2 】 図書館の受付

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