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ダイソンデザインアワード
「優れたデザインは既成概念を捨て常に新鮮な視点から物事を眺め、より良い機能と性能を挑戦的に求めることから生まれる」
私は他と違う斬新な技術を追求する日本人の精神に、以前から共感を抱いていました。フーバー社などの大手メーカーにライセンス契約を拒まれた後に、私の開発した革新的なサイクロン技術を最初に受け入れた国も、このハイテク製品の国、日本でした。この時は、私のデザイン思想が最終的に日本で商品化できただけでなく、人々は優れた技術を望んでいるという信念が支えられ、技術意欲が高められた大きな契機となりました。
日常生活で使う製品に不満を感じ、「私ならもっと使いやすく設計したのに」と思う人は多くいると思いますが、その考えを行動に移す人はほとんどいません。しかし、私は機能性を改良し、よりよい製品を作るために行動したのです。以来、成熟したユビキタス技術を取り入れ改良したデュアルサイクロン™クリーナーなど、機能性を改善・向上する発明をし続けています。
また私は、従来の自転車の問題点を解決し、改良型の自転車を作り出したアレックス・モールトン、ダブルヘリカルギア(double helical gears)を発明した有名なカーデザイナーのアンドレ・シトロエン(第2回の「ダイソンが尊敬する偉大な人物」参照)や、25歳の若さでソニーを共同設立した盛田昭夫氏らを尊敬しており、彼らのように独創性と革新性に優れた思想を持ち、まったく新しいライフスタイルと文化を生み出そうとする精神を持っている若手デザイナーたちを奨励し、支援しています。
次世代を担う日本のデザイナーにも、身の回りの物に目を向けて、既成概念を捨て去り、広い視野とチャレンジ精神を持って、新しいデザイン思想に取り組んで欲しいと願っています。私は、若者が物作りに参加できる機会を提供することが必要だと言い続けてきました。デザインと技術に携わる仕事の面白さや充実感を、多くの若者に知ってもらいたいと思っているのです。
ダイソン社の若手デザイナーチームにも、ダイソン製品の性能とデザインを改良する革新的な躍進技術の開発を奨励し続けています。新世代の多くのデザイナーが技術の可能性を広げ、デザインの真価を高め、そして将来の製品のデザインや工学に対する人々の希望を膨らませています。
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世界で初めて日本で販売されたサイクロン式掃除機「G-force」とジェームズ・ダイソン

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