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マルメはスウェーデンの第3の都市です。コペンハーゲンから電車に乗るとわずか30分あまりでマルメ中央駅に到着します。今回のレポートでは、マルメの新しいランドマークとなったサンディアゴ・カラトラヴァ設計のターニング・トルソから、シーグルド・レヴェレンツ設計のマルメの墓地まで幅広くご紹介いたします。
■ カラトラヴァ設計:Turning Torso(ターニング・トルソ)
コペンハーゲンからマルメへ向かう途中、突如として「白い巨塔」が現れ、目を惹きます。これは2005年夏に完成したマルメの新しいランドマーク「ターニング・トルソ」です【 写真 1 】。スペイン人建築家サンディアゴ・カラトラヴァによって設計された超高層アパートで、全長193メートルのこのビルはスカンジナビア最高層といわれています。住居ビルとしてはEU内で最も高く、ヨーロッパ内でもモスクワのトライアンフ・パレスに次ぎ2番目に高い住居ビルと謳われています。
設計者のカラトラヴァは橋梁の設計を得意とし、建築家であると同時に優れた構造エンジニアでもあります。手がけた作品の多くは白色を基本とし、剥き出しの構造の骨組みを、芸術性豊かに表現しています。彼の建築作品は自らも述べているように、限りなく彫刻作品に近いといってよいでしょう。実際この高層ビルも、彼の彫刻作品<Twisting Torso(ツイスティング・トルソ)>を元に建てられました。
1999年マルメ市住宅部門の役員と建設会社の役員が彼の彫刻作品<Twisting Torso>を見て、これだ! と閃いたそうです。すぐに制作者のカラトラヴァにコンタクトをとり、同じコンセプトで同様の建築物を建ててほしいと依頼したことからこのプロジェクトはスタートしました。人体を捻る動きからインスピレーションを得て制作された彫刻作品ですが、実際には5階建てブロックをひとつの基本単位とし、それが9層積み重ねられ、90度捻る形で現実のものとなりました。しかしオアスン海峡に面したこの再開発地域はとりわけ海風が強く、捻りを加えた超高層ビルには決して相応しい場所ではなく【 写真 2 】、実現に至るには、世界屈指の最先端技術が導入され、約5年の年月を要しました。
現在は「近未来型のライフスタイル」を提唱する超豪華マンションとして、この地に白い姿を現し、天高らかに聳え立っています【 写真 3 】。その周辺にはスウェーデン国内外の若手建築家らによる集合住宅が立ち並び、臨海再開発地は皆の憧れの住宅エリアとして生まれ変わりました。【 写真 4〜6 】

【 4 】 臨界再開発地に建つ集合住宅 (写真4〜6)
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【 5 】
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【 6 】
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【 1 】 ターニング・トルソ


【 2 】 心地よい海辺のオープンスペース


【 3 】 ひと際目立つターニング・トルソ

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