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80年代、ハンス・ウェグナーとPPモブラー社のアイナー・ピーターセンは、ウェグナーのフィロソフィーとPPモブラーのクオリティを併せ持ち、且つコストパフォーマンスに配慮した椅子を造り出そうと語り合っていた。
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“すわり心地”を最大のテーマにしているウェグナーは、アイナー・ピーターセンとの話し合いの中で、“いろいろなスタイルで座れる椅子をデザインしてみよう”という結論に達し、1987年に完成させたのがPP58、PP68である。
浅く掛けてリラックスした状態で座ったり、また深く掛けて背もたれよりヒップ部分が突き出てフィットしたりと、まさに使い方に広がりのある椅子。
後脚2本だけで肘掛の機能を持つ笠木を支える構造はそれまでのウェグナーの代表作にも多く見られるが、製作にはコストと職人達の腕が必要である。この作品は1本の木材を蒸気熱で蒸して曲げることに成功し、コストの大幅な節約につながっている。
椅子造りには、職人の腕が大変重要な部分を占める。現在のPPモブラー社は、近々定年を迎える熟練した職人と若い職人とが入り交じる過渡期に入っている。このシンプルなデザインの椅子の製作することにより若い職人の腕が磨かれ、熟練した職人の技術をしっかりと受け継いで、同社は世代交代にも成功している。
PPモブラー社の作品の中でも、大切な脇役として長く受け継がれていくことだろう。 日本ではこの7月から在庫を持って販売される。
87,000円〜110,000円(材質による)
PP58 シート革、布貼
PP68 ペーパーコード
SIZE W58×D48×H70 シート高さ42cm
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