JDNトップへ
海外リポート
ベルリン アンビバレント
 ジャパンデザインネット
 海外リポート
 ベルリン アンビバレント
 


第18回 (5)
Designmai 2005 (2)





■ Standby
デザイナー:Sebastian Summa / Jo Hany
s.summa@gmx.de / johan.y@gmx.de

テレビやコンピューターについている「スタンバイ」機能。
「スタンバイ」状態を示す赤いランプの点いた7機のメタル製ボックスから、微かな音が聞こえてくる。本来の機能を排除されたボックスは「スタンバイ」の状態で、それ以外の操作をすることはできない。ドイツの全家庭で消費される「スタンバイ」状態の電力量は、発電所4基で作られる量に相当するといわれている。、現在市場は便利な機能を備えた機器で溢れている。2人のデザイナーによるこのインスタレーションは、そういった便利だが絶対的に必要ではない技術に対する問題を定義している。

デザイナーのSebastian Summaとインスタレーション。
デザイナーのSebastian Summaとインスタレーション

■ Projekt 0047 ─ Punk, Architekture, Technology
デザイナー:Geir Brendeland / Olav Kristofferson
http://www.projekt0047.com / http://www.www.brark.no

メイン会場前の広場に現れた細長い建物。覗いてみようと建物に入ると、あたりいちめんに漂う自然の木の香りが心地よく、思わず何度も深呼吸をしてしまいました。この建物は高さ5メートル、床面積10平米、中2階部2平米というスペースで、一見しただけでは用途の分かりにくい空間が逆に興味を引いたので、お話を伺ってみました。

これはノルウェーのTrondheimという町でなされた共同住宅プロジェクトで、その一部屋を再現したもの。この町にパンクの人々が不法入居している建物があり、周辺に住む市民にとっても地域開発の上でも問題となっていました。そこで「a new housing project」とうコンペが行われ、選ばれたのが2人の建築家です。プロジェクトを進めるに当たり、2人はこのエリアに引っ越し、両住民(周りの住民と住み着いているパンクの人達)とディスカッションを繰り返しました。建築材料として国産の木材を使うことにこだわり、その木材を使用するための技術開発を地元の工科大学と共同で行うなどして完成した住宅です。現在この家には共同生活の場として30人が住んでいます。今回展示された部屋は、設計モデル右側に突き出した窓の様に見える部分の実物大で、これが一人の個室となっています。個室以外に共同のキッチン、バス、リビングがあります。

建築家のBrendeland氏にとっては、このプロジェクトが“初めて自分が手がけた建築”だそうです。そして今回、こうして展示されたものが2番目の建築で、会期中はここに滞在していました。こんなに良い香りに包まれて、仕事をしたり、読書したり、考え事をしたり、眠りにつけるのは、なんとも贅沢でうらやましく思いました。

通りからみた建物。
通りからみた建物
部屋の中。
部屋の中
建築モデル。
建築モデル
ノルウェーに立つ建物。
ノルウェーに立つ建物
次ページに続く




B A C K 
  1  
  2  
  3  
  4  
  5  
  6  
  7  
 N E X T


JDNとは広告掲載について求人広告掲載お問合せ個人情報保護方針ウェブサイト利用規定サイトマップ
デザインのお仕事コンテスト情報 登竜門展覧会情報

Copyright(c)1997 JDN
このwebサイトの全ての内容について、一切の転載・改変を禁じます。