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日本でも卒業シーズンを迎え、卒業制作展覧会も次々に開催されていることと思います。これまで二回にわたって、ベルギーの美術学校の卒業、進級のショーや展覧会の模様についてリポートしてきましたが、今回と次回はオランダにあるArtEZアーネム・ヴィジュアルアーツ・アカデミー *1 の昨年度の進級・卒業制作のショーや展覧会、そして同時期に開催されていたアーネム・ファッション・ビエンナーレについてお伝えいたします。
■ ArtEZアーネム・ヴィジュアルアーツ・アカデミー
アーネム 【 写真 1 】 は、首都アムステルダムから電車で約1時間ほど南東に位置する、比較的小さな都市です。ここにあるArtEZアーネム・ヴィジュアルアーツ・アカデミー 【 写真 2〜3 】 はArtEZ芸術大学 *2 のひとつで、ファインアート、グラフィックデザイン、プロダクト・デザイン等の六つのコースがあります。なかでもファッション科 *3 は、ヴィクター&ロルフ *4 やアレクサンダー・ファン・スロベ *5 が在籍していたことでよく知られています。この科の学生は日本の学部相当の4年間を卒業後、2年間のマスターコース *6 、あるいは1年間のアーネム・ファッション・インスティテュート *7 に進学することも可能です。

【 2 】 ArtEZアーネム・ヴィジュアルアーツ・アカデミー遠景
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【 3 】 ArtEZアーネム・ヴィジュアルアーツ・アカデミー近景
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昨年度のファッション科の卒業・進級ショーは、煉瓦工場の中のキャットウォークホールで2日間にわたって計5回行われました。このショーで一番はじめに登場したのは、水色系統で統一された二年生の作品です。
《Heavenly Crinolines》というテーマのもと、さまざまにアレンジされたクリノリン・スカート *8 が次々と現れます。テーマに沿って、どの作品もスカートが大きく広がるボリュームのあるシルエットでしたが、カッティングの工夫やドレープを寄せたりプリーツをつくったりといったさまざまなテクニックとそれらのバランスによってそれぞれの個性が表されていました 【 写真 4〜5 】 。

【 4 】 二年生の作品(ArtEZ graduation show, June 2007)
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【 5 】 二年生の作品(ArtEZ graduation show, June 2007)
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続く一年生の作品は《Me and my Friend》、《Dutch Kimono》という2つの課題によるものです。スプレーペイントやパッチワーク、ステンシルなどが多用された前者には、ぬいぐるみのような大きいオブジェが組み合わされ、生き生きとした楽しさが伝わってきました 【 写真 6〜7 】 。また後者では、服をつくりはじめて間もないという新鮮さを活かした、彼らなりの“着物”の自由な解釈をみてとることができました 【 写真 8 】 。

【 6 】 一年生の作品(ArtEZ graduation show, June 2007)
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【 7 】 一年生の作品(ArtEZ graduation show, June 2007)
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