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第41回 (7)
スキン+ボーンズ ─ 1980年代以降の建築とファッション





会場風景 【 21 】
テーマ「プリントする」の一角、フセイン・チャラヤン〈アーキテクチュラル・プリント・ドレス〉《今でも以前でもない》コレクションや、メゾン・マルタン・マルジェラ“シート用の布”をプリントしたタンクトップやスカートなど。
動植物の骨や皮を解体し、自らを骨として皮を纏ったのがファッション。人間がその内部で暮らせるように再構成したものが建築。私たちは、何を自分の皮膚とするかを、視点の遊びを交えながら自由に選択できる贅沢な時代に生きている…のでしょう。それが果たして自然の流れに沿った正しい変化であるのか、考えるほどに判らなくなり、ふと自分の生まれながらの衣である皮膚に目を落とすとびっしりさぶ疣が立っていたりするのです。

ミラーリェス+タグリアブエ(EMBT)《サンタ・カテリナ市場》(スペイン、バルセロナ) 1997-2005年 【 22 】
Santa Caterina Market In Barcelona Architects: Miralles Tagliabue EMBT
Photographer: Alex Gaultier


バルセロナ市内の古い市場を、内部の石の壁と東側の遺跡を残しつつリニューアルした建築。“古いものを最大限に活かしながらどのように新しい風を吹き込むか”というテーマに挑んだ作品です。

なんといっても目をひくのが、有機的に波うつ襞状の屋根と、それを覆う色鮮やかなモザイクです。このモザイクは、六角形のタイルで六角形の色の集合体を構成し、それを連続させたもので、市場で扱われている果物や野菜、花々などをモチーフとしています。
このリノベーション後、街における人の流れが大きく変わり、界隈の治安もよくなってきたそうです。市場という、街の生命の源をまかなう場所が纏うのにふさわしい、どんな時代にも人間と切り離せない色彩をあしらったことにその成功の一因があるのではないでしょうか。

会場風景 【 23 】
テーマ「織る」を代表する、坂茂建築設計《ハノーバー国際博覧会日本館》の模型。“木材を編む・織る”日本の伝統技術が、スケールを拡大して建築の世界へ。軽さ・風通しの良さ・強度などの利点をそのまま引き継いだ建築になっています。

次ページに続く





会場風景
【 21 】 会場風景

サンタ・カテリナ市場
【 22 】 ミラーリェス+タグリアブエ(EMBT)
《サンタ・カテリナ市場》(スペイン、バル
セロナ) 1997-2005年
Photographer: Alex Gaultier

会場風景
【 23 】 会場風景



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