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第8回
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California Fashion / カリフォルニア・ファッション

リポート : 塚本葉子 / デザインライター 


6月に入り、ますます日差しも強くなり、夏本番を迎えようとしています。人々の服装もいっそう開放的になって、非常にカリフォルニアらしい雰囲気になってきました。と、いうわけで、今回はカリフォルニアのファッションとは一体何なのか、ということを考えながら、流行店の紹介を中心にレポートをまとめてみたいと思います。ウィンドウショッピングをするつもりで、気楽にお付き合いください。

カリフォルニアのファッションは、アカデミー賞の授賞式に代表されるようなセレブリティ達のいわゆるハイファッションから、ジーンズやサーファールックなどのような、ストリート&ビーチから生まれるカジュアルファッションまで、多岐にわたっています。どちらかというとファッションショウの情報発信が強いニューヨークやパリなどとは違って、実際身につけるものを選ぶ人たちが主導となって、流行をつくっているといえるでしょう。
カリフォルニアファッションを一言で言い表すなら、「Sexy & Useful」。つまり、セクシーであり、なおかつ着心地がよいということでしょうか。Levi's やGapのようなベーシックでカジュアルなファッションもカリフォルニアが発祥ですし、quicksilverなどのサーファーブランド、セクシーで健康的な水着なども西海岸がデザインの中心です。そういうことを考えてみると、カリフォルニアに根ざしたファッションというのは、消費者に対して強い影響力があるといえます。


■ フレッド・シーガル

そのカリフォルニアで情報発信の中心となっているのは、フレッド・シーガル(Fred Segal)という、いわゆるセレクトショップです。特にロサンゼルス地区では、何が流行っているのか知りたければフレッド・シーガルに行けば分かる、といわれているくらい、鮮度のよい品揃えをしています。

1960年創業のこの店は、紳士・婦人・子供服、そしてバッグ、靴、アクセサリーなどの雑貨、そして化粧品を取り扱っている小型百貨店のような店です。私が一番驚いたのは、フレッド・シーガルにはショウウィンドウがないということ。通りからみると全体が白い壁で、サインが小さく上品にかかってあるくらいで、一見何の店なのか見当がつきません。入り口もブロードウェイ側などは幅が1メートルあるかないかという狭さで、入るのにはかなりの勇気が要ります。こういった外装の素っ気なさは品揃えに自信があるという証拠なのかもしれません。

さて、一旦入ってしまえばそこは非常にカジュアルな雰囲気で、気楽にショッピングが楽しめます。商品が山盛りで内装やディスプレイなどは特に目新しさもないのですが、また逆にそこがお客さんを遠ざけない秘密だと思います。きれいに商品が整頓されて販売員がかしこまっている店は入るのに気が引けますが、賑やかなところは入ってみたいなというのが人間心理。とびっきり新しくておしゃれなものを、こんなにもカジュアルな環境で買い物できるというのは、まさにロサンゼルスらしい趣向です。

この店の顧客にはハリウッドスターのような大金持ちから、学生まで多様な人たちがいます。おしゃれを意識し始めた中学生くらいの女の子達も背伸びしてショッピングを楽しんでいます。この店を見て思うのは、やはり小売店というのは品揃えが一番重要なのだということ。常に刺激的な商品を求めて人が集まってくるのです。フレッド・シガールはサンタモニカとメルローズに店があります。ロサンゼルスに来る機会がありましたら、是非立ち寄られることをお勧めします。

Fred Segal : 500 Broadway, Santa Monica and 8100 Melrose Ave. Los Angeles





















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