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全米2位の環境配慮型ビルディング

カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校に、環境に与える悪影響が考え得る限り少ないように設計された建物ができました。
米国グリーン・ビルディング協会(USGBC)が、最適な建築パフォーマンスと効率を考慮し、既存のビルを対象としたグリーン格付けを行っていますが、この度建てられたビル「Donald Bren Hall」は、カリフォルニアでは1番、全米では2番という格付けをされました。ランキングでは最高のプラチナ賞を受賞することが期待されています(ちなみに1番は、メリーランド州の小さなオフィスビルだそうです。)この格付けシステムでは、排水、建設資材、エネルギー消費など、ビルの環境負荷があらゆる側面から評価されます。以前から学内新聞などで噂は聞いていたのですが、遂に4月19日にオープン記念式典があり、それに併せて建物内部のツアーが行われたので、参加してみました。
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様々な環境配慮への工夫

今回新築されたのは、Environmental Science & Management、つまり、環境科学を政治、法律、ビジネス、情報管理などの社会的な側面から研究する学部が使用する建物です。カリフォルニア大学では1996年からこの学部に学生を受け入れ始めたので、まだ出来て間もない学部です。新しい学問へのアプローチを表すかのように、建物自体が大きな実験室の役割を果たすことになるでしょう。
どのような点が環境に考慮されたか、簡単にまとめると以下のようになります。
( 1 ) 建物が建てられた場所はもともとは駐車場であったため、クリートが建物のベースに使われ、立っていた木は損なわれないように設計が進められた。芝や草花などは、キャンパスの他の場所に植え替えられた。
( 2 ) 工事現場から出るゴミは最小限に抑えられ、分別し、再利用された。取り壊しに際して出たゴミは100%リサイクルされ、建築する際に出たゴミも92%が再利用されました。
( 3 ) もともとあった土壌をそのままに保ち、景観計画の一部として再利用した。
( 4 ) 屋上に取り付けられた太陽光発電装置で、建物が使う電力の7〜10%をまかなっている
( 5 ) 建築資材として、出来る限り再生されたものを使う(コンクリートには飛散灰を混ぜる、鉄骨には廃車から再生された鉄を使う、など)。
( 6 ) 内装にも再生された材料を使う(カーペット、タイル、家具など)。
( 7 ) 自然光を取り入れるように窓を大きくとり、部屋にセンサーを取り付け、一定以上の光量になると自動的に照明の電源が切れるようにした。
( 8 ) 窓の開け閉めの出来ない実験室以外は、冷房装置を付けない。建物自体を風の通りやすい設計とし、なるべく自然の風を部屋に入れるようにする。暖房をつけている時に窓を開けると、自動的に暖房が切れるようになっている。
( 9 ) 建物を熱から守るため、屋根には白い資材が使われている。
( 10 ) 1階の男性用便器には、水を流さなくても良い型が使われている。またすべてのトイレの水圧は、最初から低く設定されている。
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「Donald Bren Hall」外観
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開口部が大きくとられている
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水洗不要の男性用小便器
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