| <JDN> … <REPORT> … <西海岸再発見> | ||
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| 第1回 | |
Paul Tuttle Designs ポール・タトル デザイン展 |
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サンタ・バーバラ在住の塚本葉子氏による西海岸のリポート、第1回目は「ポール・タトル デザイン展」です。 ■ポール・タトル初の回顧展 カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校附属美術館で「Paul Tuttle Designs ポール・タトル デザイン展」が開催されている。現在83歳になる家具デザイナー、ポール・タトル。その50年に及ぶキャリアの中で、初の回顧展となる本展は、現在彼が在住している風光明媚なカリフォルニア・サンタ・バーバラで開催された。60以上に及ぶ椅子やテーブル、そして彼が設計した家の写真や設計図が出品された。 ■独創的で楽しいデザイン ポール・タトルは、20世紀後半以降のデザイナーの中でも、際立って独創的な方法でデザインに取り組んでいることで知られている。優雅なラインと美しい素材、そして構造の問題を解決するとともに楽しいデザインを追求した作品が、彼の手によって数多く作られている。 タトルは1918年ミズーリ州に生まれ、40年代の半ばにアメリカ西海岸に移り住んだ。タトルがロサンゼルスにいた40年後半から50年前半は、まさに西海岸でデザイン・建築の興味深い実験が行われようとしていた時である。そのような時期にインテリア&モダンデザインのパイオニアであるアーヴィン・ラスティグ、建築家のフランク・ロイド・ライト、同じく家具のデザイナーであるチャールズ・イームズ等と仕事を共にしたことは、彼の創作活動に強い刺激を与えたことに違いない。タトルは新しいデザイン、素材、テクノロジー、文化を家やオフィスに持ち込もうとしたアメリカンドリームの歴史を体験し、また、今なお精力的に創作に取り組んでいる。 ■異素材を組み合わせた椅子の数々 椅子のデザインにこだわりを見せる建築家は多いが、タトルも椅子というモチーフにこの上もない喜びを感じている。上質な木材と、スチール・ガラス・籐などの異素材を組み合わせる事が、彼の作品を特徴づけている。それは機能的であると同時に、彼のデザインの信念でもある「遊び心」が細部に感じられるものだ。 タトルは最新の作品で、デザインのエッセンス・本質を極めた椅子、‘Super Z Chair’を制作した。余分な物は何もない、必要最低限のミニマムデザイン。長年の高潔な仕事に対する姿勢が凝縮されたような作品である。時流に乗ることなく独自のデザインに取り組んできたポール・タトル。年老いてなお究極を極めるエネルギーを持ち続けるこのデザイナーに、畏敬の念を感じざるを得ない。 【参考文献】 Aaron Betsky, Paul Tuttle, 3 Evolutions +, Contemporary Arts Forum, Santa Barbara, California, 1995(図録) Charlotte & Peter Fiell, 1000 chairs, Benedikt Taschen Verlag, 2000 Michael Darling, Paul Tuttle Designs Exhibition catalogue, University Art Museum University of California,Santa Barbara, 2002(図録) 【展覧会情報WEBサイト】 http://www.uam.ucsb.edu /Pages/tuttle_preview.html 【展覧会スケジュール】 2001年10月9日〜2002年1月13日 University Art Museum UCSB Santa Barbara, CA 93106 |
![]() Arco Chair, 1976 ![]() Pisces III Coffee Table, 1997 ![]() Super Z Chair, 1996
Spring Chair, 1991![]() Anaconda Table, 1970 |
![]() Coffee Table, 1993 |
![]() "66/95" Chair, 1997 |
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(c)The University Art Museum, University of California at Santa Barbara Photographs by: Farshid Assassi | |||||
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