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アメリカ人の考え方、生活、そして価値観。すべてがここに来る前とは、まったく変わった。日本にいたときに抱いていた印象で残っているのは、なんとなくすべてがデカイということくらいだろうか(これは大当たり)。それは、設計事務所やアメリカ人のアーキテクトに対する見方も同じで、抱いていた印象は、180度変わった。
今回は、僕らの事務所の風景と、スペースをシェアーしているアメリカ人の設計事務所の様子、そして街の様子を届けてみようと思います(決して、忙しくて時間がなく、取材をサボっているわけではないのですが・・・)。
マリナデルレイ、名前のとおりだが、海の近くでマリーナのあるきれいな街。いわゆる、裕福(我々は、違いますが・・・)で、クオリティオブライフ(我々の生活にはクオリティがあるのだろうか・・・)を求める人々が住む街で、とてもゆったりしていて、日本で言えば、葉山と下北沢と代官山を足して3で割ったようなところである。
歩いて数分のところには、アメリカの表参道であるアボットキーニーストリートがあり、その先には、ヴェニスビーチの中心地、メインストリートがある。この界隈にはアーティストが多く住み、LAの中でも特にアートの色合いの濃い地域になっていて、原宿や表参道で見かけるような店がたくさん並んでいて、ウインドウショッピングをしていてもとても楽しいところである。またコーヒーショップ(スターバックスではない)などもたくさんあり、みなそれぞれに楽しみながらすごしているようである。
同居している事務所は、COSCIA DAY A+Dといい、2人のパートナーシップ(我々と同じ)体制の事務所で、各々の名前を取って事務所の名前にしている。
アシスタントは、現在は、写真のスティーブ一人、つい最近、デビーというチャイニーズアメリカンのキュートな子がいたけれども、残念ながら、洋の東西を問わない過酷な設計事務所の生活に耐え切れなくて、もっとサラリーのいい組織事務所にそそくさと移っていった。そんなところは、日本もこちらも同じである。
要は、よほど好きではなければ、こんなことやってられませんわ、という点は同じなのである。
もはやお分かりであると思うが、アトリエ系の事務所は、こちらでもそれほど裕福ではない。日本に比べると、それでも断然いいと思うけれど。やはり、建築家の職業自体が、経済の原理とマッチしないのであろう。さすがのアメリカでも、建築家でミリオネラーなんて、あまり聞いたことがない。ジョン・ジャーデーや、リチャード・マイヤーくらいだろうか? ゲーリーでさえ、それほど金持ちでないというけれど。。。
また、アメリカに来て、もうひとつ気づいたのは、同じ職業を持つ者同士が共感する意識は、ナショナリティーには左右されないということ。多分、これはプロフェッショナルな職業に限られるものであると思うが、その中でも、どちらかというと“いっちゃっている”部類に属するアトリエ系の建築家は、「我々みな兄弟」のようなところがあるみたいだ。思考形態自体が似てるんだろう。ステイーブやトニーとは、いわゆるアイコンタクトだけで話が通じる(と、までいうのは極端ですが・・・)。ただ、たとえば、建築に関することなら、こちらがうまく英語で表現できないことでも、彼らはすぐに理解してくれる。
勤務時間については、日本よりは、まだまともだと思うが、それでも普通のアメリカ人と比べると、断然、設計事務所の人間は働くだろう。よく働くという点に関しては、日本もアメリカの設計事務所も同じようである。あのスティーブでさえ(失礼)、毎日、夜8時くらいまでは当たり前のように働いているし。がんばるアメリカ人のパワーというのはすごいもので、「こいつら、体でかいだけじゃないな」と、思うことしばしである。ま、でかいだけなのが多いのも確かだけど。。。
設計の実務に関しては、オーバーオールでは同じだけど、詳細は大きく違う。業務内容が大きく違っていて、日本とアメリカ、どちらが良いとも言えない部分があるけれども、それぞれ一長一短である。これに関しては、多分、このコーナーを読んでくれている人は結構興味がある部分だと思うので、次回、もっと詳しくまとめてみたいと思っています。
では次回は、日本とアメリカの設計業務の違いについて、具体例とともに届けてみたいと思います(なんだか、通信講座ぽいな。。。)。
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【 1 】
TONY COSCIA


【 2 】
アシスタントのスティーブ


【 3 】
ビーチも近く!


【 4 】
ここまでは、あるいて数分


【 5 】


【 6 】
ピアの夕暮れ

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