topjdn.gif report.gif
<JDN> <REPORT> <Berlin 散歩道>
blackline.gif
mf1.gif
berlin255.jpg mf2.gif mf3.gif

  ベルリン散歩道 <第5回> (1)

ベルリン建築見学
December, 2001
A Long Walk @ Berlin


デザインライター 林けいこ氏によるベルリンリポート、今回は名物建築を訊ねて、極寒のベルリン市内を廻っていただきました。


慣れというのは怖い。
毎日向き合うモノや行う動作を、何の疑問もなく普通のこととして受けとめてしまう。毎日目にする光景、毎日歩く道、毎日座っているこのイス…。意識しないでいると、自分を取巻くモノ達が、いつからそこにあったのか、いつもその状態だったのか、大体それは何なのか、分からなくなってしまう。“そこにあるモノ”以上でも以下でもなく、ただ何となくそこに有る、という事実に慣れてしまうのだ。
その慣れに身を任せてしまったら、ベルリンは退屈な街になってしまう。
ドイツの政治的・文化的中心であるこの街には、いたるところに目をみはる建築物がある。しかし、毎日の通勤途中にそれらを眺めていると、ついそれら建築物の価値を忘れてしまう。確かにそれはそれで非常に贅沢なことだけれど、“慣れ親しんで(それらを)意識的に見ない”のはあまりにも勿体ない。
そこで、この寒い12月に決行。1日かけた“ベルリン名物建築見学”。お付き合いあれ。


まず、何はともあれ首相官邸を始めとする政府関連モノから。

まだ8時前の静かな首相官邸。Axel SchultesとCharlotte Frank設計。首相官邸も、ドイツだとこんなモダンな感じになる。ただ、その色カタチから「洗濯機」と呼ばれることもあるとか。屋上にはソーラーシステムが設置されている。シュレーダー首相夫妻の住居もあるが、あまりに見晴らしの良い場所にあるため、セキュリティを心配する声も。


首相官邸


Reichstag(ライヒスターク/新連邦議会議事堂ドーム)。Sir Norman Foster設計。戦火でボロボロになった旧帝国議会議事堂が、新しい国会議事堂としてガラス張りのドームと共に生まれ変わった。最上階のドームは見学可。ドーム内の螺旋状スロープを上がりながら、360度ベルリンの街を見渡すことが出来る。セキュリティチェックや入場希望者数の多さもあり、入り口で長打の列になることも。ガラスドームはとにかく美しい。


新連邦議会議事堂ドーム
ドーム内部
ドーム内部

9月11日のテロ以降、セキュリティが厳しくなっているイギリス大使館(右)。Michael Wilford設計。微妙に異なる角度の柱が美しいメキシコ大使館(下)。Teodore Gonzalez de Leon、J. Francisco Serrano設計。“ヒロシマ通り”沿いにある日本大使館はストイックな趣がある(右下)。


イギリス大使館
メキシコ大使館
日本大使館
エメラルドの外壁が一際目を引く大使館棟は、ノルディック大使館。アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド。各国の大使館が集結した。内側は各国で独立したオフィス棟を持つ。鮮やかなエメラルド色と少し色褪せた木の温もりが、いかにも北欧的。
ノルディック大使館
ノルディック大使館


next.gif