はじめまして。今年の九月からオランダのdesign academy eindhovenのIM masters courseに入り、アイントホーフェンに住んでいる廣瀬康仁といいます。この学校のマスターコースはインターナショナルで1年は20カ国以上から生徒が集まっていて、日本でいうデザインよりももっとアートに寄ったものを考えていくところです。
今回は、ここeindhovenで10月13日〜23日に開かれたDutch design weekをリポートします。オランダのデザインでまず思い浮かぶのは、ビビッドなカラー、デ・ステイルの幾何的な抽象化されたもの、コンセプチュアルなdroog design、古いものを愛で、形を用いたリ・デザインと多岐にわたり、また、国柄的にも自由でコンセンサスな印象です。
まずは、このデザインウィークのメインとも言えるDAEの学部の卒業制作展からご紹介します。連日かなりの人が訪れていました。オランダの一つの特徴として、子どもからお年寄り、専門家まで、幅広い層がこういった展示に足を運ぶ傾向があるようです。今年は女王ベアトリックスもお見えになりました。女王を待っているときにエレベーター横の特設会場で女王の歌と思われる歌を歌っていたのですが、女王の歌と言うよりサッカーの応援歌のようでした・・・ベアートリックスー♪ベアートリクス♪
今年は例年よりも、よりプロダクトに近いカタチのものが多かったようです。
【 写真 1 】 自分の好きなものをケースに入れて、アクセサリーにできる作品。髪の毛もあり、アイデンティティーに対するアプローチ。へその緒を想起させます。
【 写真 2 】 オーソドックスなスタンドライト形のモノの底に太陽電池を仕込んであり、昼間は逆さで充電、暗くなったらひっくり返して使用する。逆さの状態は鉢に植えられた植物のカタチのようです。エコかつサスティナブルです。
【 写真 3 】 塀や門の上の鉄格子が槍状だったり、有刺鉄線ではなく、そろばんの様な部分が回転し越えられないようになっています。傷つけない優しいデザイン。
【 写真 4 】 瓶の上に注ぎ口のあるポットやコーヒーミル。合理的なオランダらしい感じです。
【 写真 5 】 花は切り取った時点で自然から人工のものになったともいえます。水に加えられた色素が人の手を象徴させています。
【 写真 6 】 積み木のような、パズルのようなソファー。こういう遊び心がオランダ人は得意です。
【 写真 7 】 マジックテープで組み合わせ、方向を変えられる照明です。このマジックテープは雄雌両方が一面についていて、自由時自在に変えられ、また、そのマジックテープと金属の組み合わせがいい感じです。日本人の作品です。

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