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JDNメイツリポート

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リポート18
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ミラノサローネ サテリテ参加報告
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■JDNメイツ静岡 ── 日原 佐知夫 さん(男性)

こんにちは、ミラノ市で開かれました国際家具見本市サローネ(4月10日〜15日)のサローネサテリテに出展して来ました。これから参加してみたいと思っている“あなた”の為にレポート致します。

サテリテは、メイン会場のフィエラ(FIERA)の9号館で開かれる国際家具見本市サローネのイベント会場で、1998年から開催されています。(テーマゾーンや新素材、新技術の紹介ブースも有ります。)他の25のパビリオンが実際に企業が商談を行う場であるのに対し、サテリテはデザイナー個人が企業やバイヤー、メディアに対しデザイン提案をする場所です。企業に対してデザインを売りたい若いデザイナーや学生が自分がデザインしたプロトタイプを並べ、メーカーやメディアにプレゼンテーションする場所で、実際にメーカーの人が商品化できるデザインを探しに来場します。企業にとっても見逃せない会場です。夢の又夢、手が届かないと思っていた一流メーカーの市場がすぐ近くに有る事を実感出来ます。若いデザイナーにとっての登竜門です。

[国際家具見本市サローネ:40年以上の歴史が有る世界最大級の家具インテリアの展示会。メイン会場のフィエラ(FIERA)の総面積は48万平米、26のパビリオンに約2000社が参加。来場者は、世界140カ国以上から20万人以上を数え、ジャーナリストも38カ国から3000人以上が取材に訪れる。]

サテリテに出展するには事前審査にパスしなければ成りません。未発表のプロトタイプでエントリーします。昨年は、Philippe Starkなど、今年は、Alberto Alessi,Giulio Castelli,Michele De Lucciなど10名のセレクティングコミッティが審査しました。今回は約10倍の激しい競争率だったとの事です。昨年は約5倍でしたので年々参加希望者が増し、レベルが上がって来ています。

今年は144個のブースに約300人が出展しました(19ブースは学校)。出展者の半数以上がイタリア以外からの参加です。日本からは6組、海外在住組は5組参加しました。
出展料は他のデザイン展に比べてかなりリーズナブルです。電気代も含まれています。
16平米で1,630.ユーロ+税金20%
32平米で3,000.ユーロ+税金20%
64平米で6,000.ユーロ+税金20%
(1ユーロ≠117.43)

私にとってサテリテは夢のステージでした。2000年に初めてサテリテを見て衝撃を覚えました。世の中にこんなに活き活きとデザインを楽しみ、パワフルに自己アピールをする空間がある事に驚きました。そして、同時にジェラシーを感じ、“見学している場合じゃ無い、自分が発信する側に成りたい”と強く思い、出展を決意しました。
2001年にエントリーしたかったんですが、『まだパワー不足』と一年置いて初エントリーしました。サテリテでは、デザインが新しい市場を開拓する原動力になってると実感できます。日本にも様々なコンペは有りますが、オープンなものでは有りませんし。あの様に300人もの若いデザイナーを同じ場所に集め、メーカーがピックアップするような場所は、残念ながら今の日本には有りません。

今回は、参加できるだけで嬉しかったのですが、色々なおまけを頂きました。
おまけ1:ABITARE-1への作品掲載毎日街中で配られる“ABITARE誌”の一日目《サローネ2002の見どころ90作品》に 選ばれました。道端で踏み付けられている新聞に、自分の作品を見つけて“ニヤニヤ”して来ました。サテリテの見どころ作品として取上げられ、個人名は1人だけで89作品はメーカーの新作でした。今年のサテリテのテーマは“ラブ&ピース”。会場ディスプレイ(白と黒の丸がモチーフ)とのマッチングも最高で、滅茶苦茶うれしかったです。オーガナイザーのMarva Griffinに感謝しています。

おまけ2:デザインレポート賞!
グランプリは取れませんでしたが、デザインレポート賞2002の20人にノミネートされタテをゲット♪しました。 design report award 2002(ドイツのデザイン誌design report 主催 www.design-report.de 次号のデザインレポート誌に掲載されます。)

おまけ3:世界中の友達
参加してみて、サテライトの仲間達の暖かさを感じました。同じ目標を持つ連帯感も有るのですが、搬入からの一週間だけで古くからの親友の様な気がしています。世界中に友達が出来ました。とにかくまた早くあの場所へ戻りたいと思います。来年参加できるかどうかは解りませんが、またアイツらとパーティーしたいです。

フリーランスになって10年が経ちます。家具、機械、遊具などのプロダクトを中心に活動してきました。現在は、全て日本国内のメーカーとの契約ですが、近年日本のモノづくりは他のアジア地域に移行して来ております。その関係で海外の工場でのデザイン作業や、サンプルのクオリティーチェックをする仕事が増えてきております。 ものづくりの国境が消えた事を実感しています。今回のサテリテ参加で、行動しなければ何も始まらないと言う事を勉強しました。今後は、積極的に行動を起こし、世界中の友人とモノづくりを楽しみたいと思います。

ひはらさちお

ドイツのart-magazin誌に"Sola"と"Mame"が紹介されました。
http://www.art-magazin.de/

【サローネ関連コンテンツ】
サローネ速報 JDNリポート
サテリテに参加して 藤原敬介
ミラノサローネ2002 トランク・レポート
from NY 海老原嘉子 02年5月
3.5次元のミラノ 佐藤 充
メイツリポート 三國秀美



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「Amenbo」 (下に作品説明あり)


「Hachimitu」






「Sora」
















「Sachi」






 















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■出展作品の説明
“ジャポネーゼ”をテーマに、世界中の人に日本文化を伝える事をテーマにデザインし、5つのプロトタイプを持込みました。

【Amenbo" (Low Stool)】
手をつなぐ様に連結して行く事のできる Low Stoolです。組み合わせる事で形と機能が変化するjapan stoolです。

【Sora (bench)】
【Mame(table)】

パソコンテーブルとベンチのセットです。グラマラスで抱き着きたくなる様なボリューム感、“座ぶとんの進化形”です。

【Sachi(Urushi+Acrylic/Rack)】
一枚の acrylic を折り紙のように曲げて波形に合わせています。脚部は鉄製で、日本の伝統的な“漆”で塗装しました。

【Hachimitu (Rack)】
成形合板4枚で構成されたボックスをジョイントして行くラックです。蜂の巣形状のラックです。そして、幾つかを伸縮性の有る布で包み込みました。
本物の蜂の巣の穴をふさいでいる密で作ったカバーを意識しています。

■概要

Salone Internazionale del Mobile(国際家具見本市)

●開催期間:2002/4/10〜15
●会  場:ミラノ・Fiera(見本市会場)、ミラノ市街各所

関連サイト
cosmit〜サローネを主催する企業 http://www.cosmit.it


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