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築地市場駅周辺は、江戸・明治時代を通じ、ウォーターフロントとして賑わいを見せた土地です。モダンでハイカラな街並みと、粋な和の街並みが調和し、独特な雰囲気が漂っています。そこで「和洋折衷」を基本テーマとして、駅のデザインは構成されています。 地上への出入口は、限られた空間でありながらも開放感のあるつくりとなっており、インパクトのある駅の顔を演出しています。コンコースの壁や床には、優美な色合いと滑らかな質感のセラミックタイル(陶板)を使用して、清々しく、爽やかな現代的空間を作り出しています。床面には和風の陶板が統一して使われており、これはこの駅の特徴にもなっています。色彩的には、築地周辺の海を淡い碧として捉えて、コンコースの壁やプラットホームの柱を薄い緑色に統一し、淡い碧をイメージした美しい空間を作り出しています。 |
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〔設計〕前田建築工業(株) | |||
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2本の陶板タイルの柱は、「海」の象徴。この柱の一部には、リブ付き陶板を使用し変化を持たせています。淡い碧で構成されたコンコースに、鮮やかな青色の柱がアクセントとなり、利用者に強い印象を与えます。 |
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券売機の上部はルーバー天井。緩やかな曲線と照明の光が、柔らかな空間をつくり出します。 | ![]() |
ルーバー天井は改札口カウンターまで続きます。カウンターの腰部は、グレーのリブ付き陶板を使用して「和」のイメージを演出。駅全体が統一感を持つよう配慮されています。 | ||||
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【ゆとりの空間】 「江戸の浮世絵師たち〜面構(つらがまえ)のうち『浮世絵師勝川春章』『国貞改め三代豊国』」 〔作〕片岡球子 江戸文化の華、浮世絵が開花した地域の一つである築地に、浮世絵を題材にした作品を、大壁画で構成しました。原画は、人物の内的世界を探求し、自らの解釈や想像を豊かに織り込んだ人物画を描く、片岡球子氏。築地に最も相応しい彼女の代表作を、大型美術陶板に拡大複製することで、江戸の雰囲気を駅舎に醸し出しています。また、3万色もの高圧の釉薬データを用いることにより、屏風絵の精密な表現を実現しました。 (上)「浮世絵師勝川春章」(東京都世田谷美術館所蔵、4曲1艘屏風、1987年) (下)面構、国貞改め三代豊国」(神奈川県立近代美術館所蔵、4曲1艘屏風、1976年) |
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