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近世以前のこの地域は、1657年の明暦の大火(振袖火事)を契機に両国橋が架けられ、両国を含む隅田川の東岸一帯の開発が急速に進みました。両国橋付近には次々と町民が移り住み、大中小の武家屋敷や町屋が作られ、市街地が形成されました。また横網付近は、幕府の木材蔵、竹蔵、米蔵にも使用されるようになりました。当時の町並みは今では失われてしまいましたが、祭り、花火、大相撲と、江戸っ子ゆかりの伝統文化は現在でもなお色濃く残っています。 江戸下町風情の漂う土地柄に合わせ、駅デザインには格子や障子といった和風のモチーフを取り入れています。壁や天井の主要部には、格子のパターンを用い、大小の格子を組み合わせて駅全体を明るく軽快に構成しています。また、全体の色調は白と黒を基本にし、ポイントに金と銀を効果的に配置することで、落ち着いた空間を演出しています。 |
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〔設計〕鹿島建設(株) | |||
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江戸東京博物館前に位置するメインエントランス。大きくとった格子枠にはめこまれたガラスブロックが、障子を連想させます。夜間にはガラスブロック部分が照明で浮かび上がり、A3出入り口と対になって、江戸博前で門灯の役割を果たします。 内側は、腰壁と手すりは黒い磁器質タイル、壁面は白のパネルを使用し、「蔵」を連想させるカラーリングです。[A4出入口] |
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両国駅らしいデザインの吹き抜け部分。内部面は扇、外部面は番傘をモチーフにしています。 | ![]() |
床面には、多少色ムラのある御影石をそのまま利用。コスト面に配慮しています。 | ||||
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コンコースには、「和」の雰囲気が漂う、縦格子のアルミパネルの柱。よく見ると、金色の柱と銀色の柱に分かれています。アルミダイキャストによる柱の表面には、繊細な模様が見られますが、これは壁紙のパターンから織物的な図柄を選んで型押ししたものです。また、柱上部には、障子を張った行灯のような照明も配置しています。 天井は波型のアルミスパンドレルによる曲面造形。間接照明が天井部を穏やかに照らします。 |
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床面には、色をつけた特殊モルタルによって両国の四季が描き出され、シックな空間に華やかさを添えています。春は桜、夏は花火、秋は中秋の名月、冬は大相撲です。 | ![]() |
エレベーターの壁はガラス。天井部からは空が透けて見えます。[A3出入口] | ||||
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【ゆとりの空間】 「KING OF SUMO」 〔作〕堀内健二 両国は、日本の国技である相撲の本拠地です。この作品は、世界に誇る相撲の偉大な歴史と永続性を、花崗岩の模様に託した作品です。太刀持ちと露払いを従えた横綱の土俵入りの様を表した3体の石のオブジェが、横綱の持つ優美さと力強さをダイナミックに表現します。 |
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改札口周辺の淡いピンク色の天井面には、照明を十文字に配置。格子をモチーフにした和風の表現です。 |
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縦棒と横棒がクロスしたシンプルな柵。 | ||||
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【ゆとりの空間】 「土俵ぎわ−Around The Dohyo」 〔作〕STUDIO 707 こちらも相撲をテーマとした作品。個性豊かな力士達が繰り広げる、土俵ぎわのダイナミックな躍動感・緊張感を、大胆かつシンプルに表現しています。焼き物の持つ独特な素材感で、相撲取りの力強い動きを表現し、土俵の背後に感じられる引き締まった緊張感を、スチール素材で作り出しています。 |
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対向壁のカラーに合わせて、柱も内回りが金色、外回りが銀色と塗り分けています。コンコースと同様のアルミダイキャスト柱で、両国駅全体を重厚な雰囲気にまとめあげています。 階段付近は天井部がピンク色になっており、サイン性を持たせています。 |
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