高度な専門性と幅広い総合性を指向して、2003年度は53名の学生が卒業研究に取り組みました。各専門分野(研究室)に所属して高度な専門性を追求する従来型の卒業研究(論文、制作、論文+制作)に加えて、1999年度からは各専門分野を横断して社会性の高いテーマに取り組む[デザイン工学総合プロジェクト]が行われています。2003年度は、「高齢社会に貢献するデザイン」「ユニバーサルデザイン(Design for YOU)」「わかりやすさのデザイン(Sympathy with You)」を継承して、「コミュニケーションのためのデザイン」に20名の学生が共同で取り組みました。本プロジェクトは、産学連携体制のもと着々と成果を蓄積しつつあり、デザインにおける社会的価値創造を目に見えるかたちで実現しつつあります。