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1.3度目のサテリテ
1年目のDNA CD-rackに始まり、私は2度のサテリテ出展で、一定の評価と収穫を得ていた。
3回目となる今年は、それらを上回り、サテリテ最後の集大成となるデザインを見せる必要があった。
昨年の出展以降、自分のデザインとは一体何なのか、自問自答の日々が続いた。
2.自分のデザインとは
私のデザインに共通して言えるのは、斬新な構造が彫刻のような美しい意匠を生んでいる点にある。
昨年発表したINLAY chairも新しい組み手が美しい意匠を生み、高い評価を頂いたが、自問自答の中で、ふとある事に気づいた時があった。
それは、組み手はノックダウンの機能を持ってはいるが、椅子本来の座るという機能には寄与していない、という事だった。
今回のサテリテでは、簡潔に表現すれば、斬新な構造が彫刻のような美しい意匠を生み、さらに本来もつべき機能を備えている事を目標に定めた。
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AURORA shelf スチールパイプとフラットバーからなる一つの構造体と、棚板からできている。構造体は全て同じもので、交互に配置する事でオーロラのような意匠を生む。
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