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レポート
2005 ミラノサローネ特集
浅見智史 : Milano Slone 2005 Report !
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浅見氏から第2弾が到着。今回は浅見氏も一員として出展したグループ「KINOJUMAMORO」についてのレポートです。
上記写真はテーマを「日常というカオス」としたブースの全景。詳細は ↓
浅見智史
Satoshi Asami
フリーランスデザイナー 00年武蔵野美術大学短期大学部を卒業後、渡伊。03年ローマのIstituto Europeo di Designを卒業し、ミラノへ。同年よりMetalspot社のコラボレーターを勤める。
HP :
http://www.metalspot.com
E-mail :
sts_asm@yahoo.co.jp
全てが初めての経験、サローネ・サテリテ
私達KINOJUMAMOROはイタリア・ローマのIstituto Europeo di Design卒業の8人のデザイナーを中心としたグループで、普段は各々個人で活動をしているのですが、このサテリテを好機に、初めて出展することとなりました。
私たちの今回のテーマは「日常というカオス」です。
仕事、趣味、休日、それらすべてを慌ただしく送る私たち。
日常というものを、カオスと定義したら、そこから生まれてくるものデザインとは一体何であろう。それを考えることから、私たちのデザインワークはスタートしました。
img-01
メンバーそれぞれが個人で制作したため、設営の時になってようやく他のメンバーの作品を見るという慌ただしい状況。まさしく制作進行もカオスと言えます。しかしそれが思わぬ効果を生み出しました。逆に、友人の部屋を不意に訪れたような日常性あるれるブースに仕上がりました。まさしくカオスというテーマにふさわしい!と関係者各位満足しております。(img-01,img-02)
img-02
それでは、今回の展示作品をご紹介したいと思います。
まずはMauro del Santoによる木製の本棚とお盆です。スリットに木製の棒を差 し込んでスライドさせることによって本棚となります。(img-03)
お盆は表面に若干の切込みが入っていて、そこにグラスが置かれることにより斜めにしてもグラスが滑りません。(img-04)
img-03
img-04
そして、洋服の中に磁石を入れて壁に投げると、洋服がくっつく、洋服掛け?は Monica Nieroとの共同制作。(img-05)
img-05
Guido Pacchiarottiによるフローリング。上を歩くと少しだけ沈み、歩くのが楽しくなりそうな床です。写真に写っている足はデザイナー本人のもの。写真では少し分かりにくいのが残念です。(img-06)
img-06
Marco Bellucciによる靴収納家具とローテーブル。靴収納家具はくるくると転がしながら使います。(img-07)
ローテーブルの真ん中は太鼓になっていて、テーブルそのものの機能に遊びをプラスしました。(img-08)
img-07
img-08
白いテーブルクロスとナプキンが一体となったテーブルウェア、一体型シーツはRoberta Tinelliによるもの。スペースの関係上使用される状態で展示できなかったのが残念でした。垂れ下がっている部分がナプキンになります。(img-09)
一体型シーツというのは、敷き布団、掛け布団、枕のシーツがひとつになっているから、洗濯が楽にこなせるというもの。(img-10)
img-03
img-04
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