ジャパンデザインネットのトップページ
レポート
2004ミラノサローネ特集
 ジャパンデザインネット
 レポート
 レポート
 

← Slane TOP
 page │  1  2  3  4  5  6  7  8 



2004年4月14日〜19日、世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」が開催され、デザイナーの内田繁氏は、[HANA] というタイトルで展示会を行いました。ヤマギワ、コトブキ、パストゥ、ミタテのメーカー4社とのコラボレーションによって、個人デザイナーの展示会としてはかなり規模の大きなものになったようです。


内田繁展 [HANA]  UCHIDA SHIGERU

今年は [HANA] というタイトルで展覧会を行いました。
ここ数年、ミラノでの展覧会、1995年スパッティオ・クリッツィア [方法の記憶]、2000年トリエンナーレ [方法の記憶2]、2002年ミングッツィ美術館 [変化 微細 いま] などは、日本の文化的メソッドである [茶の湯] を今日デザインに翻訳し、 20世紀文化がもっとも失ってしまった、自由な変化を容認する態度、 微細で繊細な感覚に密まれた美と心、などをテーマに行ってきました。
そして、今年はそうした思考を現代デザインを通して発表しました。

[HANA] とは自然に咲く花です。
自然がつくり出す変化性・自在性は20世紀の構築的な文化とは時に相反したものでした。しかし、私たちはどのようにテクノロジーが発達しようと自然を征服することはできません。
日本文化はすべて自然との共生によってつくり出されたものでした。 人間の手では克服しがたい自然の存在と自然を通した人間と心の関係を、 日本では [花] にたとえられてきました。

[HANA] といったテーマは、変化・微細・いまを考えるキーワードです。
こうした理念を4社のメーカー、 ヤマギワ、コトブキ、パストゥ、ミタテを通してデザインしてきたものと 新たな内田自身の作品を加えたもので [HANA] を行いました。
画像01
画像02
画像03
画像04
内田 繁 [ デザイナー ]
1943年横浜生まれ。1966年桑沢デザイン研究所卒業。
1970年内田デザイン事務所設立。1981年(株)スタジオ80設立。
東京造形大学、桑沢デザイン研究所客員教授。
毎日デザイン賞、商環境デザイン賞、第一回桑沢賞、芸術選奨文部大臣賞等受賞。
日本を代表するデザイナーとして商・住空間のデザインにとどまらず、家具、
工業デザインから地域開発に至る幅広い活動を国内外で展開。
代表作に六本木WAVE、山本耀司のブティック一連、科学万博つくば'85政府館、
京都ホテルのロビー、福岡のホテル イル・パラッツォ、神戸ファッション美術館、
茶室「受庵・想庵・行庵」、門司港ホテル他。
メトロポリタン美術館、サンフランシスコ近代美術館、モントリオール装飾美術館、
デンヴァー美術館等に永久コレクション多数。
著書に「プライバシーの境界線」 「日本のインテリア全四巻」
「Interior Design Uchida, Mitsuhashi, Nishioka, & Studio 80 Vol.2」
「都市を触発する建築 ホテル イル・パラッツォ」 「インテリアと日本人」 「家具の本」 他。



← PREV
 1. HANA 展  2. 展示1  3. 展示2  4. 展示3  5. 展示4  6. 展示5  7. 展示6  8. オープニング 
NEXT →




JDNとは広告掲載について求人広告掲載お問合せ個人情報保護基本方針サイト利用規約サイトマップ
デザインのお仕事コンテスト情報 登竜門展覧会情報

Copyright(c)1997 JDN
このwebサイトの全ての内容について、一切の転載・改変を禁じます。