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オランダデザイン展 挑発する色とかたち
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秋山さやか
1923年頃に現在知られるかたちになったといわれる、ヘリット・リートフェルトの代表作《アームチェア「赤と青の椅子」》には、黒い塗装による浮遊感の創出(ウィット)、構造体の露出(革新性)、規格材の使用に見られる合理性(合理主義・機能主義)、三原色の使用(簡明性)というように、これまでみてきた4つの要素すべてを見て取ることができます。

この作品は、オランダで美術運動を展開したグループ、デ・ステイルの活動の中で産まれました。「デ・ステイル(様式)」は1917年にテオ・ファン・ドゥースブルフによって創刊された雑誌の名称で、広くは同誌に集まった画家・建築家・詩人などのグループ活動を指します。彼らは直角と滑らかな平面の組み合わせや三原色と白・黒・灰色に限定された彩色などによる純粋な抽象的造形をめざしました。

オランダのデザインは、1920年代初頭に提唱されたそれらの前衛的な造形理論がデザインに直接結びついたところに、最大の特徴があるということができるでしょう。


サイドボード
サイドボード
1919年(再制作1958年頃)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]大阪市立近代美術館建設準備室

カトリック陸軍ホームの椅子

カトリック陸軍ホームのスツール


カトリック陸軍ホームの椅子
1923年
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]宇都宮美術館

カトリック陸軍ホームのスツール
1923年
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]宇都宮美術館

 

小さなダダの夕べ

コンポジション


小さなダダの夕べ
1922年
テオ・ファン・ドゥースブルフ/クルト・シュヴィッターズ
[所蔵]RUKI MATSUMOTO Collection

コンポジション
1921年
ピエト・モンドリアン
[所蔵]神奈川県立近代美術館


シュロイダー邸をモデルに構成された会場の一部屋

ジグザグチェア

ペンダント型照明器具
シュロイダー邸をモデルに構成された会場の一部屋


ジグザグチェア
1932-33年(再制作:1938年頃)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]大阪市立近代美術館建設準備室

ペンダント型照明器具
1922年(製造1989年)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]ミサワホーム株式会社

シュロイダー邸(模型)

シュロイダー邸(模型)

ベルリン・チェア
シュロイダー邸(模型)
竣工1924年
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]個人蔵

シュロイダー邸(模型)
竣工1924年
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]個人蔵

ベルリン・チェア
1923年(再制作1958年)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]豊田市美術館

アームチェア「赤と青の椅子」

アームチェア

アームチェア
アームチェア「赤と青の椅子」
1918年(制作1935年)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]宇都宮美術館

アームチェア
1918年(制作1921年)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]大阪市立近代美術館建設準備室

アームチェア
1919年頃
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]豊田市美術館

アームチェア

雑誌「ウェンディンヘン」

雑誌「ウェンディンヘン」
アームチェア
1918年(制作1958年)
ヘリット・トーマス・リートフェルト
[所蔵]豊田市美術館
雑誌「ウェンディンヘン」
[所蔵]宇都宮美術館

雑誌「ウェンディンヘン」
[所蔵]宇都宮美術館

オランダデザイン展
取材日   2009年8月12日(水)
会期 2009年8月1日(土)〜9月23日(水・祝)
会場 佐倉市立美術館
主催 佐倉市立美術館

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