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いよいよ2番目の部屋へ。 こちらには、1990年代以降のF1マシンがずらりと並んでいる。 |

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2番目の部屋。
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コンストラクター:ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング 英国
製造年:1992
エンジン:ルノーRS3C/RS4 V型10気筒
排気量:3,500cc
最高出力:650bhp 11,000rpm
グランプリ出走回数:32回
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1990年代は、度重なるルール変更やレギュレーションの強化がデザイナーに試練を与え、デザイナーがそれらを乗り越えようと努力を重ねた結果、技術が飛躍的に進化した時代だ。そんな中、1990年代当初に頭角を現したのが、「FW14B」。いかなる速度域でも車体の姿勢を一定に保つことができるアクティブ・サスペンションと、セミオートマチックを搭載したマシンは、1992年シーズンを圧勝した。直線でもカーブでも、美しい姿勢を崩すことなくサーキットを華麗に走り抜けていったシーンが脳裏に焼きついている。もちろん、マシンの性能を最大限まで引き出したドライバー、ナイジェル・マンセルのことを忘れてはならない。 |

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コンストラクター:フェラーリ イタリア
製造年:2005
エンジン:3,000cc V型10気筒(タイプ055)
排気量:2,997cc
最高出力:非公開
グランプリ出走回数:37回 |

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21世紀に入ると、F1のデザインにおいてコンピュータが重要な役割を果たすようになる。中でも空力開発に重きが置かれ、1990年代後半からはじまった基本寸法の規定に関するレギュレーションの盲点をついたニッチなディテールが、近年のマシンには多く見られるようになった。特に、空力の鍵を握るフロント・セクションに個性的なデザインが多い。会場内でも、ひと際目立つ真紅のフェラーリ「F2005」にもフロントをはじめ、細かなパーツが多く見られる。「F2005」でもうひとつ特徴的なのが、側方衝突の安全性向上を目的に、コックピットの側面に付けられた補強材。重量の増加が懸念されながらも、これまで以上の軽量化、そして空気力学的な観点においてもさらなる進化を見せた。それらを体現したマシンは、有機的でまるで生き物のようにも見える。 |

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コンストラクター:B・A・R(ブリティッシュ・アメリカン・レーシング) 英国
製造年:2004
エンジン:ホンダRA004E V型10気筒
最高出力:900bhp以上 19,000rpm
グランプリ出走回数:36回 |

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2004年に発表された「B・A・R Honda 006」。正ドライバーとして参戦した日本人ドライバー佐藤琢磨が、アメリカGPにて自身初の表彰台に上がったことも記憶に新しい。展示の車輌はF1出場時のカラーリングとは異なるが、車体に描かれた地球と「earthdreams」というキャッチフレーズを見ていると、地球環境問題とは無縁でいられないことを改めて感じさせる。 |

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コンストラクター:ルノー フランス
製造年:2005
[シャシー] ─ タイプ名:R25
フロントトレッド:1,450mm/リアトレッド:1,400mm/ホイールベース:3,100mm
全長/4,800mm/全高:950mm/全幅1,800mm
総重量:605kg(ドライバー、カメラ、バラスト含む)/シャシー製造台数:合計7基
[エンジン] ─ タイプ名:RS25
排気量:3,000cc 自然呼気/形式・気筒数:V型10気筒(Vバンク角72度)
バルブ数:1気筒あたり4バルブ/最高出力:850bhp以上(19,250rpm時)
最高回転数:19,250rpm(シーズン終了時)/耐用走行距離:1,400km
燃料・潤滑油:エルフ/エレクトロニクス:マニエッティ・マレリ |

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最後に登場するのは、2005年のチャンピオンカー「Renault R25」。しかも、通常、秘密のベールに包まれているF1においては、画期的ともいえるパーツを分解しての展示だ。2000年以降、スピードと安全性の均衡を保つために加えられてきた厳しい制限に対し、デザイナーはコンピュータを駆使し、激しい競争の世界を戦ってきた。彼らの関心はマシンの細部へと向かい、現代のF1のシャシーを形成する約6,500にも及ぶパーツのひとつひとつにまで、神経が張りめぐらされている。そう、現代のF1マシンは、綿密にデザインされた何千もの小さなパーツの組み合わせにより、誕生しているのだ。また、それらのパーツは、たとえば、モナコGPのように低速で争われる市街地コースでは、空気抵抗が増えてもダウンフォースが得られるようにフロントウイングに大型のフラップを立て、逆に、高速レースが展開されるイタリアGPでは、空気抵抗を減らすためにフラップを寝かせるといったように、サーキットの特徴にあわせて組み合わせが変えられる。
こちらの展示では、それらの一端を垣間見ることができる。 |

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分解されたパーツが並ぶ。
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ヘルメットは高い強度を持ちながらも重量は1.25kgほどしかない。また、塗装は手作業で行われ、完成までに100時間以上要するという。ドライバーシートは、実際にコックピットに座ったドライバーの体を発泡樹脂で型取りして成形して作られる。ドライバーの着座位置はかなり低く、シートのもっとも低い部分と路面との間隔はわずか5cmほど。
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レーシングスーツやグローブなどは、特殊な耐火素材でできている。
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これらの実車の展示以外にも、エンジンやタイヤなどの展示や、壁面の年表、映像などを通して、時代の流れやレギュレーション(規制)の変更などに対応しながらスピードを追及してきたF1デザインの歴史と舞台裏を紹介している。
ただひとつ「勝つこと」という目的にデザイン(設計)されるF1マシン。
機能を最大限に発揮させるための、そのデザインの過程では「見た目の美しさ」が
優先されることはない。しかし、結果的に「速い車は美しい」とも言われる通り、
機能と美とは相反の関係ではなく、むしろ一致した時が最も強いということが
この展示から伝わってくるだろう。
1959年の「Cooper T51」から、約半世紀を経た「Renault R25」まで、F1の歴史を代表する8台の名車が一同に揃った「F1 ─ 疾走するデザイン」。きっと、昔の子どもたちはノスタルジーを、今の子どもたちはエクストリームを、体感することができるだろう。世代を超えて楽しめるエキシビションだ。 |


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2008年4月12日(土)〜6月29日(日)
東京オペラシティアートギャラリー[3Fギャラリー1・2]
開館時間:11:00〜19:00[金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで]
休館日:月曜日(ただし4月28日、5月5日は開館)
http://www.operacity.jp/ag/
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会場の入口。
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