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「ニッポンのデザイナー展」にむけて 桐山登士樹×関 康子×西山浩平
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「ニッポンのデザイナー展」にむけて 桐山登士樹×関 康子×西山浩平





ニッポンのデザイナー展
ニッポンのデザイナー展

桐山登士樹氏
桐山登士樹氏

関 康子氏
関 康子氏

西山浩平氏
西山浩平氏

ニッポンのデザイナー100人
AERA DESIGN
ニッポンのデザイナー100人





朝日新聞から発行された「AERA DESIGN ニッポンのデザイナー100人」。本書に登場した日本のデザイン界のトップランナーたちの近作を一堂に会してご紹介する「ニッポンのデザイナー展」が、2007年2月6日からshiodomeitaliaクリエイティブセンターにて開催されます。今回は、開催前に、桐山登士樹氏、関 康子氏、西山浩平氏をお迎えした新年デザインプロデューサーの鼎談をお届けします。
ニッポンのデザイナー展」では、期間中に参加デザイナーを招いたセミナーやギャラリートークを交え、日本デザインの今を総観、今後の展開を予期させるものにしたいと考えています。
→展示会、セミナーのご案内は、こちらまで

『ニッポンのデザイナー100人』出版を振り返って
桐山(以下K):昨年出版した『ニッポンのデザイナー100人』は、この手の本にしてはよく売れました。建築家から各ジャンルのデザイナーまで幅広く紹介できました。人選には大変苦心しましたが(笑)。反響としては、これまでのデザイン関係者に対して。次に、若いデザイナーたちの指針となる先輩達を知る機会として、そして、企業の新規事業やデザイナーを探している方々など、いわゆる、デザインを活用した企業戦略を考えているときに、どんなデザイナー、建築家がいるのかがわかる、という参考書になったようです。

関(以下S):雑誌や週刊誌は人間関係でできている部分もあるので、どうしても仲間とか色が出てくるものですが、その面で今回は3人とも選択の基準が公平でしたね。選ばせていただいた目線は、客観的だったと思っています。
そして、それぞれデザインの知らない分野をうまく補完し得ましたね。朝日新聞社が出版元になったことで、デザイン関係者じゃない人も手にとってみようかなと思える動機付けで有利になり、多くの人たちに読んでもらえたのではないでしょうか。

K:確かにそうですよね。デザイン関係者以外にも広まったことが販売部数にも表れています。デザイン界だけではこれほど売れなかったんじゃないかな(笑)。朝日新聞のからの発行でもあり、オフィシャルな存在になったと思います。

西山(以下N):私は編集畑の人間ではないので本当は門外漢なんですが、取材と監修をした立場から言うと、オフィシャルというのは大事な話ですね。たとえば国が100人を選出することはできないでしょうし、個人では私情が絡んでしまう。唯一、新聞という大きなメディアのみが公益的な観点からオフィシャルに行えることだったと実感しています。
ところでこのオフィシャルな本を次にどうするかという問題がありますよね。当然、掲載されている人にアプローチしたり、掲載された人がツールとして利用することが考えられますが、その次を設計していかなければならないと思っています。
たとえば、この本は名刺代わりとしてインパクトがあるとは思いますが、それ以外の使い方もできるんじゃないでしょうか。もっとクリエイティブな使い方をしてくれるデザイナーや、もしくは施主が表れてくれる、そういったことが、今回の展覧会などを通じてできるといいのではないでしょうか。
展覧会は全部プロダクトが並びますから、物品販売に繋がりました、という使われ方でもいいですし、あるいはこの展覧会ごと各国を巡回できるようになることもありえますし、国家外交の親善大使的な役割を担うようにもなり得る。次の段階がこの本によって生まれていければと思うところはあります。

K:確かにそうかもしれません。
ひとつ役割的にあったのは、村社会のように、ひとつにカテゴライズされている日本のデザインが総体的に本になることによって、同じ土俵なんだと確認できたこと。グラフィックもプロダクトも建築も、同じデザインという共通基盤にあるのだということを確認できたと思います。
日本はデザイナーの人数も質としても世界でNo.1だと思っています。デザイナーの優秀さがまだアノニマスな部分が多く、ベールにかぶっているなと思うことがあるんですが、それを私は徐々に剥がしていきたいんですよね。欧米と比べてみても優れている人的資産をどう活用していくのか。もっと日本の企業や行政は考えるべきで、一般の生活者もデザインを知ると楽しいさが倍増すると思います。そんな機会をシナジー的なるきっかけとなればいいなと思っています。それが西山さんのおっしゃったことと繋がっていけばいいと思いますね。

S:最近、大学や企業などでは技術経営や知財経営が大きく注目されています。デザインはこれからの日本にとって貴重な技術力であり、知財だと思います。幸い、デザイナーの質と量は欧米に比べても圧倒的ですから、今回アエラのムックとして出版されたことで、デザイン誌を読まない人にもデザインを知って、これからに繋げていただけたら嬉しいですね。発展の仕方としては、展覧会はもちろんのこと、新しいビジネスやコミュニティを作っていけるのが理想なのかと考えられますね。

K:間違いなくそれはできると思うんですよ。100人のデザイナー、10社の企業はまだ氷山の一角なわけです。まだまだこれ以上に活躍しているデザイナーがたくさんいる。そうした状況をオープンにすることによって、もう少し、日本での展開がリアリティをもってくればいいと思うんです。西山さんがおっしゃったように、この本と展覧会がベースになって、次のことを設計する段階に入っていると思います。









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