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* 毎日デザイン賞 毎日新聞社主催、1955年創設。インダストリアル、グラフィック、クラフト、パッケージ、照明、インテリア、インスタレーション、テキスタイル、環境、電子メディアなどのデザイン活動で、年間を通じて優秀で新鮮な業績をあげたデザイナーやグループまたは制作した団体を顕彰する事業。
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深澤直人+佐藤卓のコラボレーション
プロダクトデザイナーの深澤直人氏とグラフィックデザイナーの佐藤卓氏、2人のコラボレーションによる展覧会が2003年9月4日〜7日、ヒルサイドフォーラムで開催されました。
人が無意識に行なっている行為や記憶、感覚などにいつのまにかするりと入り込むようなデザインが特徴の深澤氏。一方、佐藤氏はロッテ・キシリトールガムをはじめ富士フイルム・写ルンです、タカラ・リカちゃん人形など日常的なマスプロダクトを取り上げ、デザインの視点で分解し検証する企画「デザインの解剖」シリーズで注目を集めました。最近の話題としては、両氏とも「2002毎日デザイン賞」を受賞しています。
深澤氏デザインのプロダクトを佐藤氏が展示構成するといった内容の今展は、同時に、株式会社タカラ、株式会社ダイヤモンド社、プロダクトデザイナー深澤直人氏の共同事業による新ブランド「±0(プラスマイナスゼロ)」の発表となりました。
会場では中央の台に新作のプロダクトが並び、周囲の壁の大きく拡大された写真によるグラフィックで演出されていました。
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プロダクトアート
「±0」が発表する今回のコレクションのテーマが「プロダクトアート」。“機能にすぐれた高品質の工業製品でありながら、ユーモアのあるモダンアートのように楽しく美しい作品で、現代的なライフスタイルから必然的に生まれたニュージャンル”と位置づけられています。 おもちゃの「遊び心」とは違い、生活に自然に溶け込みつつわずかな「遊び心」をもつ製品。最初に見たときの驚きだけでなく、使っているうちに「あっ、なるほど」と、少し遅れて気がつく感動がプロダクトアートの魅力のようで、このような「気づき」というデザインコンセプトは深澤氏のこれまでの仕事にも一貫して見受けられます。
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誘導のかたち、記憶のかたち
深澤氏のデザインは私たちが無意識のうちに行なっている行為や記憶に働きかけます。深澤氏の言い方をかりると、「ジグソーパズルの穴のようなものを見つけ、その穴にぴったりとはまり込むデザイン」がつまり「±0」のかたちなのです。それは、私たちの日常的な行動を無意識のうちに誘導し、普段感じているけれども意識することのない感覚の記憶に訴えかけます。
デザインというと一見オリジナリティのあるものを「つくり出す」という行為に思われがちですが、深澤氏のデザインはつくり出した形を無理やり穴のなかに押し込むような強い主張をすることはありません。私たちの無意識の行為の中に自然に溶け込みながらも、遊び心を隠し持ったかたちが「±0」に反映されているのです。
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