昨年の速報、リポートに続き、今年もトランクの寺内明美氏による2002年ミラノサローネのリポートをお届けします。
※一昨年の速報、リポート
今年のサローネの速報
■ 大きな変化は見られず、 21世紀を模索する過渡期か?
昨年はインテリアのファッション化が顕著だったミラノサローネ。今年はどのような傾向が生まれているのだろうか?
残念ながら、昨年と比較して大きな変化や新しい方向性といったものは見受けられなかった。フォルムやスタイルはそのままに、表面の仕上げや素材替えを行うことで見た目の新しさを演出する商品が多く目についた。
会場で会った某デザインディレクターは、今回の状況を“サローネ・ブルー”と巧妙に表現した。
だが、決してこのデザインフェアが停滞し、意気消失している訳ではない。細部を見渡せば、後に挙げるALESSI社など素晴らしい商品を発表する企業もあるし、サローネ会場は3年ぶりの開催となるCUCINAとUFFICIOのためか、(ビジネスに結びついたかどうかは別として)いつになく多い来場者で活況を呈している。そしてPhilip StarckやPiero Lissoniをはじめとしたサローネ常連デザイナーは、相変わらず多くの企業より商品を発表して高水準の力量を見せており、新たに起用され活躍の場を得た若手デザイナーもまた数多く目につく。
今は21世紀のインテリアが向かうべき方向性を模索している“過渡期”と言えるのかも知れない。フォルムが出尽くし、素材頼みやファッション化が目に見えて著しい昨今のインテリア業界が、今後進んでいく道とはいかなるものだろうか?それは地球が抱える問題を無視しては見出せないであろう。20世紀の負の遺産を背負ったままの21世紀は、様々な問題が日々噴出している。全世界的に見られる児童労働や差し迫る環境問題などは、“生産する”デザインにおいて無関係ではいられない出来事である。
企業とデザイナーには、本当の今の“時代”を注視し、先の“時代”を切り開いていくことを切に願いたい。
■ 昨年との比較、今年の特徴
■ 【CASA-HOME】
■ ALESSI
■ CAPPELLINI
■ edra
■ 【CUCINA-KITCHEN】
■ DADA
■ COF DESIGN IN CUCINA
■ 【UFFICIO-OFFICE】
■ UNIFOR
■ 【TOSHIYUKI KITA 喜多俊之展】
■ 【3M ITALIA-DOMUS ACADEMY】
Cosmit(ミラノサローネ主催者による公式サイト、伊・英語)
http://www.isaloni.it/
[レポート]
株式会社トランク プランナー・寺内明美
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 ALESSI
 CAPPELLINI
 edra
 DADA 【CUCINA-KITCHEN】より
 UNIFOR 【UFFICIO-OFFICE】より
 【3M ITALIA-DOMUS ACADEMY】
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