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インテリアデザイン・家具の最も重要な見本市、ミラノ・サローネ「Salone Internazionale del Mobile」。企業やデザイナーの最新作を一望できるとともに、これからのデザインやビジネスの流れを占う場でもあります。
16年連続して、現地に訪れているデザインディレクター桐山登士樹氏による速報です。
※昨年の速報レポート

 

今年のミラノサローネは例年の雰囲気とは、ちょっと違っていた。4月3日夕刻にロンドン、ビルバオを経由してミラノ入りした私は、直ぐにミラノトリエンナーレへ向かった。
当会場ではミラノサローネをオーガナイズするCOSMIT社が主催する「1951-2001 Made in Italy?」パーティが開かれていた。
しかし、人・人・人。何も見学できない。
 
「1951-2001 Made in Italy?」

同様に今日の目玉であるCappellini社の会場も、夜10時を回っているのに入場に30分以上も時間を要した。こちらも人・人・人。事前に案内をいただいていた新作など何も見えない。まるでロックコンサート会場の熱気だ。

Cappellini
 

こうした前夜祭からサローネは、開幕した。
ミラノサローネは、今年40回の記念すべき時期にあたる。代表的な家具会社が2150社が参加し、16万5 千人の人々が世界各地から訪れ、商談も順調のようだ。メディア関係者も3000人が訪れ取材活動に精を出している。
16年連続で足を運んでいる私は、今年は初めて、取材する時間がほとんど取れなかった。それと言うのも7月28日から横浜のパシフィコ展示場で開催する「イタリアと日本 生活のデザイン展」のキューレーター会議、進行確認会議等々で日夜時間をその為に要しなくてはならなかったからだ。

左;キューレーター会議、右;Artemideパーティー

空いた時間をみては、市内各所で行なわれている展示会、パーティに参加した。詳細のサローネ情報は、スタッフの須田のレポートが次回掲載予定である。
 

私の今年の感想を述べたい。まずはサローネが本来の目的である商談の場としての機能を保持しつつ、新しいデザインのムーブメントを模索する発表の場としての機能を確実に付加したと言えよう。その事は、会場内の展示より会場外で展開された約600もの展示会、展覧会の方が間違いなくパワフルであったことからも分かる。
特に先の「1951-2001 Made in Italy?」の展示には脱帽。今でもチーズの匂いが鼻に残る。日本で是非再現させたい。同じくトリエンナーレ主催の「La Citta il Design」は、若いデザイナー、学生必見のデザイン展であった。また、プラダ財団主催の「PRADA」では、人気建築事務所OMAのショップコンセプト、デザイン、マテリアル、ディスプレイ(什器)をローテク素材で構成した展示室で軽妙に見せる仕掛けにこれまた脱帽。これも日本へ巡回させたい展覧会だ。そのほかでは、Cappellini、sputnik、Toshiyuki KITA、wallpaper等が印象に残る。

wallpaper

デザイン的には、ミニマルデザインが落ち着き、カラーが主流になりつつある。シンプルの清潔感ある生活スタイルから新しい鼓動を感じる明るくエネルギッシュな方向へと向かいつつあるようだ。
 
デザインディレクター 桐山 登士樹
 

昨年のサローネレポート
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/000607/saloni.html
昨年の速報
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/000426s/saloni.html
 
サローネWeb
http://www.isaloni.it/
 
ミラノトリエンナーレ


「1951-2001 Made in Italy?」

Cappellini





sputnik(3点)







Toshiyuki KITA 喜多俊之(4点)
 

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