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 ウェブスカイドア 未来篇
 



1979年
  福島県生まれ
1998年
  福島県立福島高等学校卒業
2002年
  東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業
東京芸術大学大学院美術研究科絵画(版画)専攻入学

展覧会

1998年
  GROUP Ø (福島/テルサ)
1997年
  UNTITLED (埼玉/蕨)
2000年
  全国和紙画展 アート部門 入選 (美濃)
大学版画展 (町田/国際版画美術館)
2001年
  鹿沼市立川上澄生木版画大賞 入選 (鹿沼)
関口芸術基金 入選 (千葉/柏)
二日展 (福島/テルサ)
大学版画展 買い上げ (町田/国際版画美術館)
2002年
  ZOKEI展 ZOKEI賞 (東京造形大学)
五美大展 (東京都美術館)
folio 平成13年度東京造形大学版表現卒業13人 (神田/文房堂ギャラリー)
二日展 (福島/テルサ)
Free ART Free 2002 Exhibition FAF賞受賞 (東京/スカイドア)
2003年
  Free ART Free 2002 Exhibition 受賞者展 (東京/スカイドア)
T-CREATION vol.2 TDK選抜作家として参加 (東京/スカイドア)

明日の3時間目は
社会のテストです

2002

B767-200
(ロングサマーバケーション)

2001

みぎむけみぎ ・・・
ひだりむけひだり

2002

ミサイルシリーズ
2002

GAME
2002

明日は一日中冷たい雨
(天気予報)

2002

正義の味方は誰
2002

天使からの贈り物
2002
安田豊

同じ絵でも、その時によって違って見えることがよくある。子供の頃と大人になってからでは、当然見え方が異なる。それほど時間を経なくても、何かの出来事を境にそれは突然やってきたりもする。たとえば、安田が描いた戦闘機が爆発する瞬間をとらえた作品や、鮮やかなブルーをバックに、ミサイルが飛び交っている絵画を見てみよう。「戦闘機」や「ミサイル」から、まず私たちが連想するのは、今世界中が注目するアメリカのイラク攻撃のことだろう。それがもし、9.11の同時多発テロの時期であれば、あの忌わしい映像とオーバーラップするはずだ。もっと前ならば、湾岸戦争とか……。さらに「危機感」ということであれば、つい先日起った韓国の地下鉄火災も含まれる。
安田は、ステンシルという技法をよく使う。あらかじめカットしておいた型紙を支持体の上に置き、ローラーで版画用インクを定着させるという方法をとっている。描かれたモノのエッジには、ゲームやテレビのモニターに見られるようなギザギザがついている。手の跡を残さないフラットな仕上がりである。そのような表現は、「ファミコン世代」を自認する作家にとって、日常の延長を意味している。
画面は、ときとしてコミカルな表情を見せることがある。深刻さから解放された、ある種の軽さが見え隠れする。だがそれは、笑い飛ばしてしまうほどの強烈さはもっていない。また批判精神や皮肉が強く込められているわけでもない。そこには、遠い外国での出来事に対してリアリティーを感じられずに、不安感や危機感を抱きながらも、〈何もしない〉そして〈何もできない〉でいる「傍観者」としての自分が、素直に表現されているように思えるのだ。

〜 池上ちかこ/美術ライター


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