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ギャラリー
ウェブスカイドア 未来篇
1973年生まれ
東京工芸大学デザイン学科卒業
・design festa vol.12/13/14/15/16参加
・Free ART Free 2001/2002(SKYDOOR)参加
・第3回SPIRAL INDEPENDENT CREATORS FESTIVAL参加
かたこと金魚
2001
ひかり・かげ7
2002
かたことうさくま
2001
かたことテレビ
2002
かたことねこしっぽ
1998
ひかり・かげ1
1998
TDK株式会社新商品
ミニディスク“BIT CLUB”
2002
展示風景
大須賀桂
大須賀は、アクリルによる箱状の作品をつくり続けている。21×21cm、厚さ3cmのサイズの箱の中には、透明なアクリル板が何枚か入っていて、その一枚一枚にはカッティングシートで絵が描かれている。箱を手に取り振ってみると、絵の一部が動くようになっている。コップ、ランプ、椅子、スプーンといった日常的なモティーフに、ドットやストライプが組み合わされていて、ちょっとレトロでおしゃれなテキスタイルパターンを思わせるオブジェだ。ウサギやクマなどの動物をモティーフにしたものもある。こちらは、動く絵本やパズルの仲間といった感じだ。
こういったおもちゃ感覚の可動するカラフルで楽しい作品をつくる一方で、彼女は色彩を用いずに、透明なアクリルと白のみで構成した作品も制作している。幾何学的な形体の重なりの隙間を縫って透過する光、そして影。その美しさには、教会のステンドグラス、あるいは雪の結晶を見たときのような、すがすがしさが伴う。これを見て、私がすぐに連想したのが、今ではパリの新名所としてすっかりおなじみとなったアラブ世界研究所(ジャン・ヌーベル設計)であった。建物の外壁を覆う、カメラの絞りのような図形は、太陽光線の強さによって開口の大きさが変化するというハイテクを駆使した優れものだ。もちろん大須賀の作品は、その対極にあるローテクだが、光をいかに効果的に作品に取り込むか、という点でこの建築家と同じ地平に立っているように思えるのだ。そして、大須賀の作品もインテリアとして、また建築の一部としても十分にその役割を果たせるはずだ。たとえば街中に、全面を彼女の作品で覆った巨大なライトボックスが出現したらどんなだろうか。透明なアクリルによる21cm四方の小さな単位は、そんな無限の広がりを見る者に与えてくれる。
〜 池上ちかこ/美術ライター
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