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 ウェブスカイドア 未来篇
 



1972年 埼玉県出身


個展

1997

山椿美術館
1999
  ギャラリー草芥
2000
  POWWOW
2002
  こどくちゃん展

ギャラリーピクチャーイラスト大賞展 入選
日本童画大賞展 入選
第2回FAF 出品


こどくちゃんMUSIC
2001

こどくちゃん
2002

こどくちゃんケーキ
2002

カムカムこどくちゃん
2002

こどくちゃんスローブルー
2002

こどくちゃんスローブルー
2002

こどくちゃんColors
2002

こどくちゃん 展示風景(一部)
2002年の個展
木暮豊

木暮は、「こどくちゃん」をテーマに作品を制作している。「孤独」ではなく、「こどくちゃん」である。「こどくちゃん」は、小鳥のようにふっくらとしていて、イルカのようなかわいい口元をもつ架空の生き物だ。この愛すべき生き物は、絵の中で、またあるときは立体となって、私たちの前に現われる。ヘッドホンを付けて音楽を聴いていたり、ショートケーキを頭に載せている「こどくちゃん」は、天真爛漫でとってもお茶目だ。そんな彼らを見ていると、巷に溢れる癒し系のキャラクター・グッズの一員であるかのようだ。しかし、よくよく作者本人に話を聞いてみると、その誕生は、外観からくる印象ほど、のほほんとはしていないことがわかったのだ。
「こどくちゃん」は、「夕暮れ」のなかから生まれた。「夕暮れ」は、木暮が何かを表現するときのキーワードであるという。夕暮れ時に味わう、あのなんともいえない寂しい孤独感を描いているうちに、その絵の中に登場するドロドロとして不気味だった塊が、だんだんと変化を遂げて、あるときポロンと生まれ出たといった感じだ。
立体の「こどくちゃん」は、木暮のもう一つの制作の軸となっている萩焼の茶わんと同じ土からできている。赤・青・黄色といった原色の「こどくちゃん」たちからは想像できない。このことも、ちょっと秘密めいていて面白い。人間と同様に、「こどくちゃん」も外見だけですべてを判断してはいけないのである。 さて、この世に生を受けた「こどくちゃん」は、これからいったいどこへ向かって歩いて行くのだろうか。日々増殖を続ける彼らの未来は?
「こどくちゃん」が作者の分身であるとしたら、なおさら気になるところだ。

〜 池上ちかこ/美術ライター


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