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1976年
  大阪生まれ

2000年頃からイラスト、コラージュ等の作品の制作発表を続ける。


[ 略歴 ]
2002年
  FREE ART FREE2002出展
FREE ART FREE2002金賞受賞
FREE ART FREE2002受賞者展出展
2003年
  T-CREATION出展
個展 ギャラリーエス[カミテリョウ展]
2003年
  某アパレルメーカーより
Tシャツ発売
2003-2004年
  3人展 ドイツ フランクフルト[KATANA INK]


カミテリョウ
kamite@mue.biglobe.ne.jp

 





「道道」
2003年

「大木」
2003年

「プレー」
2003年

「操車」
2003年

「ニュージーランド」
2003年

「崖」
2003年

「ジャングルグ」
2003年
tn_08.jpg
「世界」
2004年
カミテリョウ

今から数年前、雑誌の取材である著名なイラストレーターの仕事場を訪ねたことがあった。壁に掛かっている不思議な絵が気になって質問してみると、「これはゾンネンシュタインという画家が自分の絵の輪郭線をなぞったものなんだ。線の表情が面白いでしょ」という答えが返ってきた。「なぞった線の面白さ」に初めて気付かされた瞬間だった。それは確か鉛筆画だったと記憶している。それにしても、自作の絵をもう一度なぞって、別の作品をつくってしまう画家の精神にも脱帽である。 カミテは最近、マンガをはじめさまざまなモチーフの輪郭をカーボン紙を用いて写し取った、細かいパーツをつなぎ合わせたような作品を制作している。それで思い出したのが前述の話しである。カミテの場合は、自作をなぞるのではないし、その線もゾンネンシュタインのように小刻みに震えてはいない。制作の意図も、全くちがうものだろう。でも、「線をなぞる」という行為自体は同じで、そこから生まれる原形(オリジナル)とは異なる線のニュアンスを楽しんでいる点も共通している。 カミテは、常に作風を変化させている。いろいろな素材や描き方を試みている のだ。少し前は、写真や模型用のスポンジなどをコラージュして建築物や風景を描いていた。用いられる線は定規で引いたような直線がほとんどであった。作風は変わっても、そこには一貫したものがあるように思う。ひとつは、かたちを自分の内面から生み出すのではなく、すでに世の中にある面白いかたちをみつけ出して、それらをアレンジするということ。もうひとつは、画面に余白を多く取ることで、見る人のイマジネーションを膨らませること。そして、何よりも「線」の面白さを追求していることだろう。

〜 池上ちかこ/美術ライター


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