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プロフィール

1970年
  東京都生まれ。
1993年
  ・トキワ松造形美術短期大学卒業。
・広告代理店、デザイン室入社。
1999年
  ・広告代理店、デザイン室退社。
・パレットスクール入学。
・フリーイラストレーターを始業。
・結婚
2002年
  ・『GEISAI-1』 に出展
・月刊誌『Lightninig』シューズコラム『あした買う一足』連載。
・関西版『navigator』掲載
・スカイドアFree ART Free 2002出展。
・娘が誕生。
2003年
  ・『生鮮酒館ヤマダ 原山店』(埼玉県さいたま市緑区原山1-2-2 2003年6月18日オープン)の新装オープンにつき内装、ロゴマークを制作。

KITCHEN

FOR CHILDREN YOUR HEART

HOT WHEELS

MARKET

SHOES

ピアノのある空間

ヤマダ酒販・原山店(外壁)
2003

ヤマダ酒販・原山店(内装)
2003
石川ゆかり

イラストレーターとして仕事をしていくうえで、まず必要とされるのはオリジナリティーであろう。クライアントに、「ぜひ、この人に描いてほしい」と言わしめるのは、このオリジナリティーによるものにほかならない。絵が醸し出す雰囲気、タッチ、質感、色彩と、その決め手となる要素は、さまざまだ。そのオリジナリティーという視点から石川のイラストを眺めてみると、どうだろう。彼女の絵で第一に特徴的なのは、人物やモノを取り囲む輪郭線の表現である。ときには陰影と一体となる表情豊かな太い線は、切り絵の線のようにも見受けられる。だがよく見ると、それほどの鋭さはなく、もっとなめらかだ。
キーボードやバスケット・ボール、スノボーに興ずる少年たち。レトロな雰囲気の部屋でくつろぐ女の子。インテリアの小物や壁紙の模様などのディテールにも注目したい。また、いろいろなタイプのスニーカーを並べた絵もある。現代の、あるいはちょっと前のアメリカの若者の姿をとらえた作品が目立つ。しかし、石川はそのようなモチーフにこだわりをもっているわけではない。「頼まれれば何でも描きます」と、プロ意識をのぞかせる。
色調はヴィヴィッドではなく、カーキや小豆色といった少しくすんだ色を用いている。顔の表情も、ちょっと物憂げだ。いま流行の「かわいい」系の絵画やイラストとは路線を異にしているところも彼女のユニークな点だろう。
これからやってみたいことを尋ねると、「大きな絵が描きたいですね。一見したところ何が描いてあるかわからないような、いろんなモノが混在している絵を…」という答が返ってきた。あの独特な線に囲まれたモノたちが蠢いている様子を、勝手に思い描いてみた。ボッシュの再来? ちょっとシュール? 無気味? でも、見てみたい。

〜 池上ちかこ/美術ライター


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