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 ウェブスカイドア 未来篇
 





略歴

1975年
  東京生まれ
2002年
  現代洋画精鋭選抜展精鋭賞
2002年
  FREEARTFREE2002スカイドア賞
2002年
  GEISAI2参加
2003年
  FAF2002受賞者展(青山)
2003年
  GEISAI3参加

アパート
2002

無題
2002

無題
2001

無題
2003

無題
2002

無題
2002

無題(ウォーレン委員会)
2003

ゴルフ場
2003
干場大介

郊外に建つアパートや団地、道路と走行する自動車、都心の工事現場・・・。干場の絵画には、日頃私たちが目にする光景が描かれている。曇りや雨の日を連想させる暗く澱んだ色彩は、画家の心の反映だろうか。
彼は自分で撮影した写真をもとに制作している。出かけるときはいつもデジカメを携帯する。そして、取り貯めたたくさんの写真の中から、絵にする画像を選び出す。シャッターを押すときは、とくに「これだ!」という決め手があるわけではない。ただし、陽が降り注ぐピーカンの日は避ける。あまりに明るいと、印象派の絵のようになりかねないからだ。散歩の途中に、またときには車中から写すこともある。そのせいか、ロード・ムービーの一場面を彷佛とさせる作品もある。干場の関心は、印象派が追い求めた「光」でもなければ、風景画の神髄である「空気感」でもない。中心を持たない、というか、あえて中心を外した構図。細部は省略され、輪郭線は曖昧だ。それらの要素が重なりあって醸し出すとらえどころのなさ・・・それこそが彼が表わそうとする「リアル」の姿なのだ。「特に風景画を描いているという意識はありません」と彼は言う。その証拠に、人物を描いた作品も少しではあるが、存在している。それは、父親が新聞を読んでいるところをとらえたもので、現在画家自身が一番気に入っている絵である。
家族が家庭内で見せる、無防備でごく自然なしぐさ。「リアル」の正体は、そんな些細なところにこそ潜んでいるのかもしれない。

〜 池上ちかこ/美術ライター


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